弁護士コラム~家事事件の現場から~家庭に関する法律相談を担当した弁護士がリレーでコラムを執筆しています。

弁護士のもう一つの効用

2010年02月01日 その他

    

 例えば、離婚問題を抱えている場合、解決に向けた手続きは、裁判所では調停→裁判との流れで進行していくわけですが、弁護士の存在は単にその裁判所での手続きに関与するだけでしょうか。

たしかに、離婚問題に限らず様々な法的トラブルが存在する際に、相談者の方は、当該法的トラブルを専門家の観点から法的に適切に対応するように弁護士を依頼するわけです。

しかしながら、弁護士の存在は実は法的トラブル解決だけにとどまらない効用があると思います。

その効用とは、法的トラブル解決をはかることは当然のこととして、法的トラブルの存在によって精神的・肉体的に困窮している相談者の方の負荷を軽減化することになりうるという点です。

相談者の方の中には、人生で経験したことのないような法的トラブルにまきこまれ、非常に追い込まれた状態におかれている場合が散見されます。

ところが、法的トラブル解決には一定の時間を要する場合が多いですから、相談者の方は、解決までの期間、精神的・肉体的に辛い状況におかれ続けることがあり得ます。

その際に、相談者の方の大きな支えになりうるのが弁護士の存在なのです。

日々、相談者の方に発生するトラブルにともなう悩み等を適時に弁護士と面談することによって、当該悩み等の早期解決を図ることは、法的トラブル解決の面からもプラスになることが多いと考えられます。

相談者の方の中には、「こんなことまで弁護士に聞いていいのかな」などと考えてしまい、質問を差し控えることもあるようですが、弁護士としては、相談者の方には何でも話していただき、一緒に問題解決をはかっていきたいと思っているものです。

弁護士側も相談者の方から気軽に何時でも何でも相談できる雰囲気・体制にする必要があります。

弁護士会家庭法律相談センターも、そのような問題意識を持ち運営されておりますので、センターに来訪される際には、弁護士に対し、積極的に質問等していただければと思います。

 

                                 以上                       

 

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